昨日は彼と義理の母の3人で、「歌川国芳展」を観てきました。
一足先に大阪で観た友人から勧められていたので、前期、後期ともに観る気まんまん♪
無類のねこ好きらしく、会場の隅っこに天井に足跡と、ねこが色々なところにいます。そんなところもクスッとかわいらしい。
国芳の浮世絵はユーモアなものが多い中、一番印象的な絵が『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』。
よく見ると何人もの男の人が折り重なって1人の男を描いている。鼻先にお尻がくるところが国芳ぽい(笑)。
この絵を観てすぐに思い出したのが、パリのルーブル美術館で観た
ジュゼッペ・アルチンボルドの連作「四季」でした。
とにかくこの絵を目の前にしたときの衝撃といったら!
人の顔が花や野菜で描かれてて、「春」なんか、花だらけの頭からユリがぴゅっと出てるし。
年代から言うと国芳がアルチンボルドの絵を参考にしたんだろうな、それでもユーモアが加わった国芳の絵はまた違った魅力的な絵になっています。
「武者絵」「美人画」「子ども絵」と構成毎に展示されて見やすいものの、とにかく絵が多くて・・・。
国芳の「美人画」は天海祐希を彷彿させる骨格のしっかりした美人画で、私は子供や動物、歌舞伎役者を描いた絵の方がユーモアがあって好み。
ねこ好きな彼&義理の母は国芳のねこにメロメロ、金魚好きな私は魚の絵にメロメロ。
たくさんある作品の中でも一番好きな絵はこれ。
六本木ヒルズに行くと必ず見たくなる「バラと東京タワー」。青空だと一段とキレイ。
んー、逆光なのが残念!
一輪のバラのオブジェがひっそりと立っていて、東京タワーとセットでプレゼントされたみたいな気分になれる、お気に入りの場所。