久しぶりに封切り早々に観た「マドモアゼルC」。
元仏『Vogue (ヴォーグ) 』誌編集長、現在米『Harper’s Bazaar (ハーパース・バザー) 』誌のグローバル・ファッション・ディレクターのカリーヌ・ロワトフェルドのドキュメンタリー映画。
雑誌で見かける彼女はタイトスカートにハイヒールとクールな風貌だったけど、家族を愛し、そして仕事場でときおり見せるチャーミングな姿に魅了されます。
確かに、自分の娘がベビーを産んだのだから立派なおばあちゃん。
それにしても、こんなセクシーで精力的に世界を飛び回るおばあちゃんがいるのかしら、という感じ。
何度も言うけど私が20代半ばに愛して止まなかったシャツブランド、「エキプモン」の創設者がパートナーで、30年お互いに支え合って、2人の子ども達は彼女をリスペクトして自分の世界を確立して、仕事と家庭が見事に両立しているいいお手本のよう。
彼女のパートナー、クリスチャン・レストワンが何度か劇中に登場していたけれど、想像以上に素敵だったなあ。
彼と彼女とこどもたち4人のモノクロの家族写真も絵になってました。
彼女自身のイニシャルを雑誌名にした「CR」が出来上がるまでのドキュメンタリーで、ハイヒールをはいた彼女が還暦目前だなんて誰が信じるの?と思うほどのパワフルで魅力的な女性!
私が洋雑誌が好きな理由は洋服を見せるだけでなく、ストーリーのある写真に仕上がっているところ。
一流のカメラマンが撮る写真はまさにアート!
こだわりと一流のスタッフが作り出すものは、たかが雑誌ではなく、立派な作品。
プロの物作りを実感しました。
久しぶりにパンフレットが欲しくなって、友人と一緒に買いました。
仕事も家庭も!と欲張りな女性のお手本になりそうな映画。もう一度観たいかも♪
余談ですが、先日の「ニシノユキヒコの恋と冒険」を観に行ったときにも気になった客層。
今回も予想に反して男性が多かったのにはびっくり!
予告の間、ず~っと気になっていたのが、映画の途中に黒いラインの入ったストッキングとピンヒールのカリーヌ・ロワトフェルドの後ろ姿が登場した時にひらめきました。
あ、もしかしてエロ映画と勘違いしている?
多分、これが正解だと思うけどどうでしょう(笑)。