今日は1日納品に追われる中、オノ・ヨーコ展「見えない花」を見に渋谷ヒカリエへ。
19歳のオノ・ヨーコが描いた作品「見えない花」だけが展示されている小さな、小さな個展。
「見えない花」について一文、一文英語で書かれた作品は、山や谷の場面ではまるで言葉が山登りしているかのように書かれていて、19歳のみずみずしい感性が溢れています。
言葉少なく語る彼女のメッセージは、ストンと心がキャッチする感じ。
ジョン・レノンがオノ・ヨーコの個展に訪れた時、ふと見上げた天井に描かれていたのが「Yes」だったというのは有名な話。
彼女の個展を見る時はついつい天井を見上げてしまうのは皆同じかも。
彼女の作品の中に「見えない花」が見えるのはスメール・ジョンだけとある。
ジョン・レノンのことかな、と思ったら2人が出会うずいぶん前に書かれたもの。確かに。
偶然とはいえ、何か運命的なものを感じずにいられませんでした。
今回の監修をした息子のショーン・オノ・レノンのメッセージの一部がこちら。オノ・ヨーコとジョン・レノンが愛し、リスペクトしあっていたことが伝わってきます。
「母の最大のファンであった父の存在を身近に感じ、このような作業を父と一緒に成し遂げたかった」。
さりげないながら印象的だった作品を1冊におさめた作品集が出ていました。
ああ、欲しい、でもこの前JEAN-PHILIPPE-DELHOMMEのトラベルブック買っちゃったし・・・、でも私の父いわく「本を買うのは無駄遣いじゃない」からやっぱり買っておいた方が・・・。
そんな心のせめぎ合いが今週いっぱい続く気がします。