今夜は「プライスレス」を観に行きました。
どこかのカード会社のCMにもあるように「プライスレス」とは「お金で買えない価値」です。
田舎から出てきた女の子がジゴロの女性版ジゴレットとしてベアリッツ、モナコの高級リゾートを舞台に次から次へとお金持ちの男性をひっかけるお話で、これだけだったら間違いなく興味はありません。
でも、主役のオドレイ・トトゥが一流のファッションを身につけて高級リゾート地が舞台のお話、なんて観ているだけで華やかでやはり女子としては気になります。
これは女子同士で観に行くのが正解ですね。普段は好奇心旺盛のBFもこの映画には「・・・」と無反応です、笑。
それもそのはず、美貌を武器に次から次へと男をだまし、高級ブランドや高級レストランをねだる「男性の敵」が主人公だから面白くないかも。
オドレイ・トトゥは常に胸元が全開の勝負服でがんばっていたし、相手役のガド・エルマレのじっと見つめる瞳はヨーロッパ圏特有の愁いを含んでなかなか素敵でした。やはり初老のお金持ちのパトロン達より二人で海岸にバイクで行く方が、二人らしさがあってキュートでした。
自分にとって「お金で買えない価値」って何でしょう?
私にとっては素晴らしい絵や才能を持った人達、魅力的な友人達との出会いかなあ?変な言い方だけど父の子供として生まれたこともそうかなあ。いつも芸術と映画と音楽に囲まれた、お金が無くても心から豊かと思えるような環境で、のびのびと育ったのは今の私の宝物です。
その数があればあるほど、きっとその人の人生は豊かなものなんでしょうね。