映画を好きになる理由って何もストーリーやキャストだけじゃない。
むしろ背景に目がいくことも多くて、登場人物のファッションやインテリアも立派な理由の一つです。
「素敵なインテリア」で真っ先に思い浮かぶ映画と言えば「シングルマン」。
ファッションデザイナー、トム・フォードのパーフェクトな美意識が隅々に感じられる映画で、実在する家が主人公の住む家として登場します。
この家がほんとうに美しい!
建築家「フランク・ロイド・ライト」の弟子だった「ジョン・ロートナー」が独立して初めて手がけたのが、この家だったそうです。
映画の撮影終了後は売りに出ていたそうで、お金があれば買いたかった!
同じようなミニマムでラグジュアリーなインテリアといえば「鑑定士と顔のない依頼人」でしょうか。
アメリカらしいリビングやキッチンが印象的な映画といえば「ホリディ」や「恋愛適齢期」、「恋するベーカリー」「クロエ」あたりが思い浮かびます。
実際にアメリカではキッチンやリビングのリフォームをする際に、「恋愛適齢期」や「恋するベーカリー」のようなキッチンを!とリクエストする人が多かったそう。
「恋愛適齢期」の海辺の別荘。白を基調にしたインテリアはお手本にしたくなります。
かわいい部屋はどうでしょう?
「ヘイフラワーとキルトシュー」のお家は「かわいい!」がたくさん詰まってる!
さすがフィンランドです。北欧らしさも満載。
「ヘイフラワーとキルトシュー」
「僕のバラ色の人生」も大好き!
女の子になりたい男の子の部屋はやっぱりラブリー。この男の子かわいかったなあ~。
ウエス・アンダーソンの映画も細部に至るまでこだわったインテリアも参考になります。
なんだろう、圧倒的に男性監督の方がインテリアに至るまで細部にこだわった映画を作る気がするのは気のせい?
番外編というか、別荘編。
「トーマス・クラウン・アフェア」の主人公が自家用ヘリコプターでふいに訪れるのがカリブの別荘。
この別荘のエントランスがサイコー!
濃ピンクのブーゲンビリアのアーチだなんて、それだけで気分が盛り上がります!写真がないのが残念・・・。
余談ですが、保険調査員役のレネ・ルッソ大好き!
この映画では全ての衣装が「CELINE」。彼女こそ「THE 大人の女性」。
原作「華麗なる掛け」も、昔の映画とは思えないほど洗練されていると評判だけに、いつか観てみたいな。