フィレンツでマーブルペーパー作りと本の装丁を勉強して、つくづくマーブルが好きなんだと実感しました。思えば小さい頃にウルトラマンのストーリーはまったく覚えていないのに、タイトルが出てくる時の色々な色が混ざり合ってマーブルを作り出すところに興奮したり、外国の大聖堂や教会に行ってもひたすら柱のマーブルを撫でていたり。
フィレンツェから海に行こう!となると必ず行っていた「Forte de Marmi」。
ミラノ方面の高級マダムたちの別荘地でもあり、Gucciなどのブランドや素敵なブティック、美味しいレストランが立ち並ぶビーチですが、街の名前のとおり上質な大理石の採掘場があって、一度だけ連れて行ってもらった時は相当興奮しました(笑)。
マーブルペーパーといっても色々なデザインがありますが、色と色が混ざり合って出来上がる模様、日本で言う「墨流し」がいちばん好き。
海外でたらし込みという手法で作るマーブルを一度作ってみたかったところ、偶然見つけた代官山の「Artbar Tokyo」。お酒を片手に気軽にアートを楽しむ、なんて洒落たコンセプト(笑)。
ここがみなとみらいの「マリン&ウォーク」に期間限定で出店してるとのこと。
そして大人気の「たらし込み」に一枠だけ空きが。もう運命です!
アクリル絵の具を5色選んで、艶を出し、絵の具がキャンバスに定着する薬品を混ぜ、あとはキャンバス上で流れやすくなるように水で濃度を調整します。
たらし込みの良さは何と言ってもテクニックよりその時その時でできる作品が違うこと。同じ絵の具を使ったとしてもまったく同じ作品はできないところがなんと言ってもマーブルの魅力です。
私がセレクトした絵の具はホワイト、グレージュ、ブラウン、ゴールド、アクア。私のベースからにアクセントでアクアを足しました。
えっと、白の濃度調整を失敗しまして、最終的な作品はちょっと失敗しました(笑)。途中で手を加えなきゃ良かった!
やり方やコツは分かったのでもう一度チャレンジして、納得のいく作品を作ろう。
1人で参加してもインストラクターの方が動画を撮ってくださいます。これは失敗する直前の作品。
たらし込みではないですが、来週もともだちと違うワークショップに行く予定。
すっかりArt Barの魅力にハマりました。