1/15から「アイスランド&デンマーク」旅行へ。
憧れの北欧、といっても実際はアイスランドがメイン。デンマーク(コペンハーゲン)はストップオーバーで1.5日だけでしたが、北欧のデザインに大いに触れられて大満足の旅でした♪
アイスランド行きは彼のたっての希望で、希望通りアウトドアツアー満載の旅です。
「アイスランド」といったら寒い、地の果てといったイメージしか無かったから、
防寒対策しなかったら死んでしまう!とばかりにヒートテックやホカロンを山のように買い込み、スノーブーツまで買いました。
ほぼ毎週のようにアウトドアショップに通って、一生分行ったような気分です。
私たちの努力むなしく、北海道より暖かいくらい(一週間前には-17℃になったみたいだけど)です。そのせいで、楽しみにしていたオーロラも近年まれに見る悪条件とかで見られませんでした。
アイスランドは首都のレイキャビクでも気軽にオーロラが見られるって聞いていて、とっても楽しみにしてたんです。しかも毎日見られるんじゃないか、と根拠のない自信まで・・・。残念!
それでも大満足だったのは、アイスランドの自然のすばらしさが言葉を失うくらいすごかったからです。
作り物ではない、雲や夕焼けや雪の織りなす風景がどれだけ美しかったかは、どんなにきれいに写真におさめても、その地に立って肌で感じた光景は表せないもの。
成田を昼の12時半に出発してアイスランドのレイキャビクに着いたのは夜の12時半を回っていました。
長い!コペンハーゲンまで11時間、トランジットで4時間、コペンハーゲンからレイキャビクまで3時間。
遠いなあ・・・。
レイキャビクは5泊するので、キッチンやリビングのあるアパートメント形式のホテル
「Apartment K」にしました。ここはMacがあっていつでも自由にインターネットが使えたんだけど、これは本当に便利で助かりました~!
朝食は近くのスーパーで美味しそうなチーズやハムとパン、フルーツを買ってきて食べたり、朝早くから空いてるカフェに行ったりと気ままに現地の生活を楽しみました。
そうそう、アイスランドはキャビアが異様に安くて、パンにたっぷり塗った真っ黒サンドイッチは美味しかった♪
アイスランドって素朴なイメージだったけど、北欧の影響を多大に受けていて、モダンな建物やデザイン性の高いお店がけっこう多くてびっくり!それにご飯も美味しい♪
次の日のランチは「Scandinavian」でオープンサンドを食べました。
ここはインテリアもかわいいし、お料理も美味しくて落ち着けましたねえ。
連日日帰りツアーで飛び回らなかったら、多分毎日ランチ食べに行ってたかも。
次の日からは「南アイスランドツアー」、「ゴールデンサークル」、「Blue Lagoon」と日帰りツアー三昧の毎日。
南アイスランドはアイスランドの自然の荘厳さを実感して、つくづく地の果てに来たなあと思いました。
砂浜の砂が真っ黒い海岸だとか、世界の終わりのような風景は少し怖かったくらい。
滝も多かった!
とにかく水量が豊富で、日本の滝が人工的に感じるくらいです。
休憩で寄ったスーベニールショップの奥に羊毛の工場があって、写真の羊たちからとれた毛糸を思わず大量買いしました。アイボリーとグレーのミックス糸はそれぞれ毛糸のバッグと手袋でも編むつもり。
とにかく目の前に広がる荒涼とした大地をはさんだ一本道を延々と走り、ホテルに着いた頃には出発してから10時間くらい経っていました。
2人ともへとへとで、この日の夜は食べずにすとんと深い眠りに落ちました・・・。
気を取り直して次の日は「ゴールデンサークルツアー」。この時期は日の出が11時前くらいなので、出発の8時はまだまだ辺りは真っ暗です。ちなみに夜は4時を過ぎると暗くなってくる、いわゆる「ポーラナイト」と呼ばれます。夏は白夜でほぼ一日中明るいなんて、両極端ですねえ。
最初に「地熱発電所」に寄って、アイスランドのエネルギー事情をお勉強しました。
地熱発電が8割で、あとの2割が水力発電だそう。二酸化炭素をほとんど出さない、なんてエコなんでしょう!そう言えば空気きれいだなあ・・・。
アイスランド人からみたら、日本人なんて二酸化炭素まみれに見えるんだろうな~。
辺りが徐々に白んできた頃、「スカゥルホルト」に着きました。
アイスランドの大聖堂って派手さはないけど、モダンなデザインがとっても印象的。
中もイタリア人のステンドガラス職人を呼んで作らせたらしく、美しいけど西洋のように派手派手ではなくてステキ!
教会や大聖堂に行くと、必ずパイプオルガンを弾いてくれるのも雰囲気を味わえました。
好きな賛美歌を演奏してくれたシーンはもちろん動画を撮って、今でも聞いてます。
次はアイスランド1の迫力、グトルフォスの滝。
すぐそばまで行けますが、引き込まれそうで怖くて行けませんでした。雪も降ってきて何とも幻想的!
ここの食堂で食べた「ラムのスープ」はアイスランド名物だけあって、ラム好きにはたまらない!
冷えた体の芯まで暖まって、あ-、もう一杯食べたいくらい・・・。
体が温まったら、次の「ゲイシール(間欠泉)」へ。
出発直前にTVで何度か観ていましたが、目の前で観るとすごい迫力です!
地面のエネルギーが噴出してくるのかな、あちこちにありました。
お湯の色は本当に透き通ったきれいなブルー!
最後は「シンクヴェトリル国立公園」。
ちょっと難しいけど、大西洋中央海嶺が地表に乗り上げていて、「地球の割れ目」を観ることが出来ます。
ユーラシアプレートと北アメリカプレートの引っ張り合いで、1年に2~3㎝ほど広がって新しい大地が生まれているそうです。
そしてそのプレートの海嶺が再びあるのが地球の裏側の日本というのも、同じ地震国、温泉国として共通点があるのかな。
寒い中1時間近く地球の割れ目を歩いたり、川を挟んで2つのプレートを見たり、地球規模の自然現象が目のあたりにしました。
割れ目の水は自然の水でこんな色が存在するなんて、ちょっと信じられないようなターコイズブルー色をしていました。深く深く31Mの底にはどんな色が存在するんでしょう。それにしても、コイン投げ入れ禁止って案内板があっても投げ入れてしまう心理ってなんなんでしょう・・・。
十二分に満喫して早めにレイキャビクの町に戻ると、駆け足で買い物をして夜ご飯を食べに行きました。
今回の旅行で一番気に入ったキャンドルホルダーは、氷河から取り出したような氷のように繊細!
買い占めたかったなあ、こんなの、日本では絶対に出会えないだろうなあ・・・。
夜ご飯は「ライキャルブレッカ」で「手長海老コース」と」ラムコース」を食べました。
手長海老のコースの中に何故か伊勢海老のスープが入っていて、これが今夜のお目当てです。
それぞれオードブル、メイン、デザートの3皿なのに、一皿一皿にボリュームがあって食べきれないくらい。
伊勢海老のスープは濃厚で美味しいけど、しょっぱい!
寒い国は塩気がきついのかもね、なんて言って食べていたけどその後もずっとしょっぱかった・・。
ラムコースはそんなこともなく美味しかったけれど、海老のコースはメインの「手長海老のフリットのバターソース」がこれまたしょっぱい。
海老の味噌が濃いのでほんの少しの塩分で十分なんだけどな・・・。
ラムのステーキはフィレンツェの「ビステッカ アラ フィオレンティーナ」を彷彿させるボリュームと生肉感が久々に野生に戻った気分でした。
ラムがこんなに匂いもなく柔らかいなんて・・・、ラム好きは死んでもいい!と思いました(笑)。
こちらの料理は評判良いのにサービスはちょっと・・・で、とても残念。
テーブルトップにガラス敷きのせいか、ただでさえ食器やカトラリーのカチャカチャ言う音が気になったのに、説明もないままぽんと料理を出されたりと、さすがに「もっと丁寧に出して」とか「静かにお願いします」とお願いしたほど。
美味しく心地よく食べることって料理の味だけじゃなくて、サービスもとっても大切ですね。
とはいえ、アイスランドの美味しいものを散々食べて、お腹も十二分に満たされたアイスランド旅行でした。
恐ろしく長くなったので続きは次回に。