はあ~~~。ため息をついていたら永遠に終わりそうもない、アナ・ムグラリスの美しさ・・・。
アナが主演する映画「シャネル&ストラヴィンスキー」をシネスィッチ銀座で観ました。上映時間を30分間違えちゃったけど、「春の祭典」の上演のシーンには間に合ってヨカッタ~!ここを見逃したら全体の流れが分からなくなるところでした。
彼女が現れる場面は本当にそこだけにスポットがあたって、周囲の人が息をのむよう!とにかく存在そのものが美しいです、とっても。
それは「サヨナライツカ」で中山美穂が現れるシーンもそうだった。ジャケットを脱いで肩が露わになった瞬間、回りの誰もが息をのむような空気。美しい人は回りの空気さえも変えんだと、つくづく実感です。
去年はシャネルブームで3作もシャネルの映画が上映されて、シャネルが有名になる前のオドレイ・トト主演の映画と、この「シャネル&ストラヴィンスキー」の2作を観ました。
シャネルが生きていたら一番喜んだろうなって映画が、きっとこの映画のはず。だってアナ・ムグラリスが見事に理想的なシャネルを演じていたんですもの。だからこそ、映画内のシャネルの衣装を全面的に協力して、実際の別荘まで撮影に提供していたんでしょう。
華やかで、実際のシャネルの時代が見て取れるような映像がとても印象的。
「春の祭典」のように、見事なまでの不協和音に溢れた音楽を作り出していたストラヴィンスキーと、次々とタブーを破って女性のファッションを変えていったシャネルは、お互いの前衛的な芸術性に惹かれあって、素晴らしい2つの傑作が生まれたのも2人ならでは。
「CHANEL No.5」のNo.5って、最初「CHANEL」という名前の香水にするつもりだったみたい。たくさんの試作品にノーと言い続けて、最終的にNo.5という試作品でGOサインを出したのが結果的に香水の名前になったそう。そんな秘話を聞くと、私にはまだ早いと思っていた香りにも興味がわいてきます。
フランス映画らしく、とてもセクシーな場面もありますが、アナ・ムグラリスの美しさと、ストラヴィンスキー役のマッツ・ミケルセンの堅さがそんな感じにさせなかったなあ。
それにしても、アナ・ムグラリスの美しさ・・・。この映画に出る前から、シャネルのバッグを持ったモノクロの彼女の広告ページを切り抜いていた程、彼女が大好き。やっぱり骨格のしっかりした男顔の女性が好きみたい。
はぁ・・・。
凛として、まだ若いのに成熟している女性。
若く見られたい!という風潮に流されないで、大人の女性になりたい私にとって最高のお手本。