「アマンダ・セイフライド特集」として彼女の出演している映画3作全て観ようと決めていたのに、すっかり最終日になってしまいました。
最終日だからと急いでシャンテ・シネに行き、席に着いてまず驚いたのは、年配の男性の多いこと!
前方にツルツルとした(失礼!)後ろ姿しかないのは、何だか違う映画に来たような気がして居心地が悪い感じ。
それもそのはず、アマンダ・セイフライドが美しい娼婦役でR-15指定映画とくれば、この客層になるのかな。
大学教授の夫と婦人科医の妻キャサリン(ジュリアン・ムーア)。
美しくモダンな家に住んで、誰もがしあわせな夫婦と思っていた2人に1つの疑惑が浮かび、そこから妻が美しい娼婦クロエ(アマンダ・セイフライド)にある依頼をして、夫婦の間、家族の間の絆が壊れかける・・・、といったストーリー。
アマンダ・セイフライドは文句なく美しいのだけれど、高級な娼婦というよりは、学生のような幼さが残る雰囲気は残念!
まだ悪女役を演じるには早すぎた感じです。
謎を残すストーリー展開と、アマンダ・セイフライドの娼婦ぶりがなかなか楽しめないせいか、くだんの後ろ姿の人たちは高いびきで寝ること、寝ること!
おかげで映画に集中できなくて・・・。
ジュリアン・ムーアとアマンダ・セイフライドの密会、クロエに何か思惑があるときにかかる音楽、一つ一つのシーンが細かい細部にまで美意識が行き届いた、きれいな映像がとても印象的な映画。
もちろんアマンダ・セイフライドはまぶしいくらいに美しく、まさしく旬の女優といった感じでした。
それにしても「シングル・マン」といい「クロエ」といい、ジュリアン・ムーアはモダンな美しい家が似合うなあと、どうでもいいところに感心しました。
ラストシーンの意味するものは?クロエの目的は?
考えても答えが思い浮かばない映画も久しぶりで、消化不良感が否めません。