今秋には改修工事に入る「ホテル オークラ」。
仕事上、国内外問わず一流のホテル、旅館を利用する建築家の知人曰く、国内のホテルはオークラが1番と言う。
若い時はいまいち分からなかったけど、今なら分かる気がします。
改修工事に入る前にどうしてもこの目に焼き付けておきたくて、先週末に泊まってきました。
外観やインテリア、小さな什器備品に至るまでに行き届いた美意識の高さにまず圧倒されます。
日本の美しい紋様を実にモダンにアレンジされていて、新しいホテル、チェーンのホテルには出せない、細部へのこだわりを一つ一つ探しだす楽しみもあります。
飲めない私たちもせっかく泊まるならと、メインバーの「オーキッド バー」へ。
若い時はなんだか重厚すぎて居心地が悪い気がしたのが、いつの間にか落ちつける空間に。さすがに20年の歳月が経ってる訳です。
何年か後にはどんなオークラに生まれ変わるのか、たくさんの不安とほんの少しの期待が入り混じった思い。
その違いを確かめるために泊まってみたい、また楽しみが増えました。