恵比寿ガーデンプレイスのガーデンシネマで上映中の「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密(Crazy About Tiffany's)」。
横浜ブルグ13でも今日まで上映していたので急いで観に行きました。
ティファニーに関するエピソード、インタビューが盛りだくさんで書ききれないほど!
誰もが一目で分かるティファニーブルーはコマドリの卵の色から取られたこと、パントン社ではティファニーの創業年に当たる1837番として「ティファニーブルー」が登録されていることなどなど。
ウェディングプランナーをしていた頃、挙式前にお預かりしたマリッジリングのBOXはたいてい、赤(カルティエ)かブルー(ティファニー)のどちらか。
ティファニーにまつわるプロポーズも何度も聞いて、白いリボンが掛かったティファニーBOXとWeddingと女性の密接な関係は十分すぎるほど目の当たりにしてきました。
世代を問わず「ティファニー」と聞いて浮かぶのが、オードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」。
オードリー演じる主人公は高級娼婦で、作者は当初マリリン・モンローをイメージしていたことは有名な話。
なぜか正反対のオードリーが演じることになりましたが、何故かはともかく、ティファニーとオードリーが持つ気品と華やかさがお互いを引き立て、最良の結果を生み出しました。
もしもマリリン・モンローが演じていたらどんな映画になっていたか、ちょっと気になります。
ティファニーの華やかなジュエリーの数々は女性なら誰もがうっとりするでしょう。
私が密かにジュエリーよりも強く惹かれたのが、ジーン・ムーアのディスプレイ。
海外では必ずブランド街に足を運びますが、商品よりもウィンドウディスプレイが見たいから。
きっと通りすがりの人は「商品にうっとりしている人」と見ていたでしょうが、私はその夢のあるディスプレイにワクワクし、うっとりしていたのです。
中でもエルメス、バーニーズニューヨーク、そしてTiffany'sは群を抜いて素晴らしく、エルメス、バーニーズニューヨークについてはディスプレイ写真集を持っているほど。
ああ、ジーン・ムーアの写真集欲しい!
劇中には数々の女優が登場しますが、ジェシカ・ビールのインタビューシーンで彼女より目を引いたのが、隣にいるそれはそれは洗練された女性。
彼女はティファニー初の女性デザインディレクターで、ティファニーTをデザインしたフランチェスカ・アムフィテアトロフ。
そのうち「憧れの女」で書きたいくらい魅力的な女性でした。
フランチェスカ・アムフィテアトロフがディレクター就任後に発表したのが、Tiffany'sの頭文字をデザインした「ティファニーT」。
ジュエリーには疎い私も、これからダンナさんに買ってもらうのはこのシリーズだけと決めてる。
シンプルで常に身につけられ、何より私とダンナさんのイニシャルである「T」がモチーフだから。
こんなスタイリッシュで普遍的なデザインは彼女ならでは。
アメリカの伝統ある宝飾店は、伝統を守りながらも変化を恐れず、常に進化していく。
そんなところも「 Crazy About Tiffany's」の所以かもしれません。
女性が楽しめる様々なシーンがあって、DVDが発売されたら女性にプレゼントするのもいいな。