立春の翌日に開催された「雪の香 茶会」。
寒い冬が終わりを告げ、春に向かう新年のスタートは、冬のなごり「雪」と、春の訪れ「白梅」がモチーフ。
mitate asobi の茶道勉強会はこれで2回目。
最初は「彗星菓子手製所」さんの和菓子が食べられると不純な動機で参加しましたが、今ではmitate asobi さんの季節ごとのお茶おもてなしが楽しみになりました。
1年で1番寒い、2月ならではのお茶碗「筒茶碗」で、寒い中訪れた客人をより温かいお茶でもてなす。
客人は茶室を汚さないよう、亭主の用意したもてなしの数々を余すことなく楽しむ。お茶会の醍醐味ってもてなす側と、もてなされる側の思いやりのやりとりなんだなあと気づきました。
お茶の楽しみ方を知ると、季節や風景、ささやかなものに目を向けたり、耳を傾けて愛おしむ気持ちが生まれてきます。
簡単なお作法や四季折々のお茶の楽しみ方が習えて、左ききでお点前ができなくてもお茶は楽しめるのだと知りました。
今回の「彗星菓子手製所」さんの和菓子は2種類。
きらきらと光る真っ白な琥珀「氷裂梅紋」と、白小豆の練り羊羹「香梅」、それにお土産用に用意された「香雪」は、繊細な美しさと優しい甘さにうっとり。
種をまくときから収穫まで手伝ったという白小豆は、ほっそりとしたさやに小さい豆が収まっていて、こうして皿に乗せているだけでなんだか絵になります。
なにも施さずに絵になるって、なんだかとってもずるい。