英国人モデル「ダフネ・セルフ」をご存知でしょうか。
88歳にして現役モデルでギネスブックにも載っている方です。
見た目の美しさはもちろん、彼女の言葉ひとつひとつがきらきらと輝く宝物のよう。
彼女の珠玉の言葉がちりばめられた著書、『人はいくつになっても、美しい(THE WAY WE ARE』から抜粋された彼女の言葉、彼女の20代、70代の写真が載ったインタビュー記事を読んで衝撃を受けました。
「私は、シワもシミも老いもすべてひっくるめて、ダフネ・セルフというこの世にたったひとりの自分を楽しみたい」「グラスに水があと半分しかない、ではなく、まだ半分もある。そんなふうに、いつも物事をプラスにとらえられれば、自然と心まで輝き出します」「エレガンスとは、自分の体や体の動きを理解したうえで、自信を持った立ち居振る舞いができること」20代の頃は写真から溢れ出るほど魅力的な美しい女性。
そしてモデルに復帰した70代の写真は美しく生きてきた年輪が刻まれた、研ぎ澄まされた美しさです。
どちらも美しいことには違いないけど、美しさの質が違います。
生きてきた道のりで自分に嘘をついて、あるいは惰性で生きてきたらこれほどに美しくなれたかしら?
彼女の言葉の中でもより身近に感じる言葉は下の3つ。
ありのままでいい、でも一瞬一瞬をていねいに生きる。
そして時々はうんとオシャレして、美しいものに触れて心を震わせる。
そう、無駄なものなんてひとつもないんだから。
「あなたにしかない、あなただけの魅力は何ですか? そう尋ねられたら、私は“好奇心”と答えます」
「好きになれないところは、ちらっと見る程度でいいのです」
「私はいまでも、劇場や映画館へは、とびきりのおしゃれをして出かけます。普段着で来ている若い人たちを見るたびに、もっとおしゃれを楽しめばいいのに、と少し残念に思います」