近所にある、ご婦人御用達の洋品店で見かけたブラウス。
普段は素通りするところですが、この生地が目に入って足を止めました。
絶妙な配色はパーフェクト!甘くない花柄もいい。ただね、デザインが・・・。
試着すると、やっぱりデザインが甘すぎてもっさりしてる。
かなりたっぷりしているから嫌だったらリフォームしよう。どうしてもこの生地をあきらめきれなくて、そう言い聞かせて買いました。
考えてみると、私が洋服を選ぶ時の基準は圧倒的にテキスタイル。
作りたいデザインに合う生地が無いときは他の生地で代用することはまずしないし、気に入った生地を見つけると生地を生かしたデザインをあれこれ考えるのが楽しい。
もっと言うと不器用ゆえ、洋服を作る過程で吐きそうになることがよくある。きっと「洋服作り」よりも、「生地好き」が高じて洋服を作っているのかも。
ああ、小さい頃に「テキスタイルデザイン」という言葉を知っていたら、きっと今と違う道を進んでいたはず。時々そんなことを考えながら洋服作りに勤しんでいる私。