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FELICE



チンクエテッレ

念願のチンクエテッレ日帰り旅行。
去年から行きたいって言っていたのに、冬に海に行くのは淋しいよとみんなに止められていた。
車でLa Spezia(ラスペッツィア)まで2時間くらいで着いて、そこから5つの街を電車もしくは船で回るけど、電車で5つ目の駅までも18分ととっても小さい街たち。チンクエテッレは名前の通り、「5つの陸」と言われる小さな街が崖にへばりついているようにあって、1996年かな、世界遺産に登録されている。

チンクエテッレ_d0090824_215635.jpg一番最初の街「Riomaggiore(リオマッジョーレ)」まで 電車で行き、「愛の小道」を歩いて次の駅「Manarola」まで行った。
「愛の小道」は自然公園の中にあって、崖をはっていくような道。洞窟や険しい岩が圧巻で、何よりも海が透明!グリーン~ブルーのグラデーションになっていてそれはそれは美しい。
時々打ち付ける波の音と、ブドウ畑や頭上を舞う鳥たち、美しい景色を満喫しながら約40分程で隣の駅、マナローラへ。
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「Manarola(マナローナ)」 はよくポストカードになるカラフルで可愛いらしい街。なんてこと無い、小さな街だけど次の電車の時間まで街中をお散歩駅から街までのトンネルに面白いポスターがたくさん飾ってあって、中でも笑えた一枚をパチリ。女性の土器を指して、美容整形が必要な箇所に何を注入もしくは手術したらいいかが書かれている。分かった私もすごいけど・・・。
チンクエテッレ_d0090824_21251713.jpg

「Corniglia (コルニーリア)」ではランチを食べたいレストランがあったので、12:30くらいに到着。ここの中心地は山のてっぺんにあって、最初歩いたらとてもじゃないけどたどり着けそうも無かったので、巡回バスに飛び乗った。バスの運転手におすすめのレストランを聞くと、私達が向かうレストランとは違っていた。そして街の人にも聞くと、やっぱりバスの運転手がすすめたレストランの名前を挙げた。とりあえず、街中をざっと見ようと歩いてみると、お目当てのレストラン「A Cantina Mananan」はとっても小さなレストランだったのでとりあえず予約をして、上に上がって行くと、みんながすすめるレストランがあった。テラスもあって気持ちよさそう。
友人たちはどうやらここが気に入った様子だったので、とりあえずテラスの席に。なかなかカメリエレが来なくて、何だか他のテーブルに運ばれているお料理も美味しそうじゃないんだけど・・・カメリエレも感じがあまりよくなかったので、やっぱり最初に行きたかったお店に戻った。

チンクエ・テッレは海のそばだからシーフードが美味しいって聞いていたので、シーフードの前菜の盛り合わせと、ムール貝のワイン蒸しを頼んだ。ホントはムール貝やアサリのミックスのスパゲティを頼んだんだけどカメリエレのおじさんが忙しかったからか間違えたみたい。
イワシのマリネに赤身のお魚の燻製、オリーブやドライトマトのオイル漬けや、ムール貝はとっても美味しい!
ハウスワインも地元のワインでさっぱりしてシーフードにぴったりだったし、やっぱりお店を変えて正解!隣の席のフィレンツェから来たカップルと話しておすすめを色々聞いたり、キッチンで料理を作っているシェフにも美味しかったと挨拶をして、素敵なお店を後にした。
このあたりの珍しいパスタなんかもけっこうあったけど、すごく高いのと、友人宅で見た南イタリアのパスタのほうが美味しそうだったので色々のぞいただけ。
チンクエテッレ_d0090824_2162352.jpg「Vernazza(ヴェルナッツァ)」は港町の風情が強くて、人も多い。前の街とは違ってひたすら下っていくと、 海に出た。
手前のレストランのテラスでは結婚式をやっていた。新郎新婦が離れて好きな席でみんなと話をしているのを見ると、日本とはあまりにも違うので不思議な感じ。ちょうどケーキが運ばれてきたのでパチリ。
街中に急に砂浜が現れたという感じで、ちょっと先の港に行くと崖や岩場からみんな楽しそうに飛び込んでいる。それにびっくりするほど水が透明!チンクエテッレ_d0090824_217387.jpg
ホテルが取れなかったから水着を車に置いてきたのを思い出して、みんなでしょんぼり。あ~、こんな素晴らしい海を前にして泳げないなんて!私がうまいうまい、と自慢していたバック泳ぎも披露したかったのに・・・。
次回は必ずトップシーズンの前に泊りがけで来て、たっぷり海を満喫しよう!この港から隣の「Monterosso」まで、船に乗ることにして最後の街に。


チンクエテッレ_d0090824_217335.jpg

「Monterosso(モンテロッソ)」では小さなギャラリーを見つけた。モノクロで撮られたチンクエテッレの街の写真がとても素敵だったけど、みんなに淋しい写真だとけなされてあきらめた。
電車の時間まで砂浜に出てみたけど、江ノ島といった雰囲気。70歳過ぎのおじいさんもアロハ柄の水着で、元気に焼いているのを見ると、イタリア人は本当にいつまでも太陽を愛しているんだと実感する。

念願のチンクエテッレは思った以上に素敵で、船にも乗ったし、電車も乗ったし、「愛の小道」も歩いたし、可愛い巡回バスにも乗ったし、限られた時間の中で十分に満喫できた。来年は少なくとも一泊はして、海で焼いたり崖から海に飛び込んだりのんびりと過ごしたいな~。
by laperla616 | 2007-08-26 20:17 | 旅行
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