ここしばらくは本当に睡眠時間を削るほど忙しかったけど、「堀木えり子の世界展」はどうしても見なきゃ!どうにか時間を調整して急いで横浜へ向かった。
横浜そごうの中にある「そごう美術館」は、彼女の作品を身近に感じるのにとてもいい広さだった。工房で水しぶきでびしょびしょになりながら巨大な和紙を漉いている映像や、繭のような丸みを、骨を一切使わずに表現できる作品は素晴らしいの一言!久々に見応えがあった。
彼女の作品に切っても切り離せないものは「灯り」。光というより灯り。
和紙の向こうに透ける世界観は、暖かいような懐かしいような、包まれていたくなるような感覚に襲われる。
作品と一緒に見応えがあったのは、色々な企業とのコラボレート作品。ウォルト・ディズニー社の和紙で出来たミッキーマウス。周りの日本古来の文様に見える模様は、lミッキーの顔とハートをモチーフにデザインした物。そして立体的な和紙のミッキーは胸の辺りが灯りで透けてピンクのハート(=心臓)がちゃんとある。やられた~!そう、こんなユーモアも必要なの。他にもバカラ社とのコラボレートしたシャンデリアなど、うっとりする作品ばかり。
彼女がプロデュースした「電気と和紙」をテーマにした、「奥阿賀野ふるさと館」という資料館が新潟にあるそう。彼女の作る和紙の世界と灯りの美しさを存分に体感できて、「和紙のたまご」を作る体験コーナーもあるそうなので、春になって暖かくなったら両親と一緒に訪ねてみよう♪
会場ではスペインで出版された日本未発売の作品集を手に入れることが出来た。次回、ミラノかパリで探さなくちゃ!なんて考えていただけに、すぐに見れるなんてシアワセ!
実は昨日のセミナー会場で売っていた日本発売の作品集に、サインをしてもらった。しばらくは、この2冊が大切な私の宝物♪