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マイ・ブルーベリー・ナイツ

今夜は六本木ヒルズで「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観ました。マイ・ブルーベリー・ナイツ_d0090824_23303392.jpg
ウォン・カーウァイ監督のロードムービースタイルで、NYが舞台なのに、なぜかアジアのような高温多湿な色合いになるのが不思議です。
歌姫のノラ・ジョーンズやジュード・ロウ、ナタリー・ポートマンを集められるのだから、ウォン・カーウァイ監督はアジアの監督の域を超えているんでしょう。すごい!の一言です。
恋人に振られた女性が、最初は恋人の素行を調べる為に、そして自分と同じような存在のブルーベリー・パイを食べにジュード・ロウのBarに通い詰める。
そして彼女は旅に出て、朝も夜も働き、旅先で色々な人と出会い経験し、arの店主にカードで近況報告をする。そんな色々なところに「距離」を感じる映画でした。
ノラ・ジョーンズの素朴さと、旅先で出会うエキセントリックな女性役のレイチェル・ワイズ、ラスベガスでカジノにはまるナタリー・ポートマンの洗練さが対照的で本当に「彼女の失恋を忘れる旅」を観ているようです。
特に印象的だったのはナタリー・ポートマンの美しさでした。もちろん今までも美しかったけど、この映画の中でちょっとはすっぱな女の子を演じている彼女は確実に色々なタイプの役を演じこなせる素晴らしい女優になっていました。目を伏せた彼女のアップは吸い込まれるほどの美しさでため息がでるようでした。
知らない人だらけの旅先で、その都度Barの店主にカードを出す心境、何だかわかります。手紙ではなくカード、この手軽さがちょうど良いんです。
今はメール社会で世界中どこに行ってもメールが来るけど、手紙ってやはり大切です。メールではなく、カードを書き、カードを受け取る特別感が二人の中に感情を育てます。
マイ・ブルーベリー・ナイツ_d0090824_2331171.jpg

観終えた後は、甘ったるいブルーベリー・パイを食べたくなりました。
by laperla616 | 2008-04-09 23:03 | 映画・舞台
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