友人の強い希望があって「ブロークン・イングリッシュ」を観てきました。
仕事もできてなかなかの美人でもてるのに、恋に恵まれない30代の女性が主人公の映画で、「ブーリン家の姉妹」の予告で気になった作品です。同世代が主人公で、しかもニューヨークとパリが舞台のラブストーリーなんて期待せずにいられません♪
主人公のノラはチャーミングで知的でお洒落も可愛いのに、こと恋愛となるとシリアスで精神的に不安定なところは共感できなかったな。
フランス人のジュリアンはなかなか素敵な男性で、こんな彼とだったら恋愛は楽しまなくちゃ!と思うはずなのに、頭で色々考えすぎちゃてる。もしかして今の日本の女性よりもコンサバなのでは?と思うほど。
同世代の女性監督がノラと同じシチュエーションで撮った映画で、偶然にも映画を撮り終えた後に彼女は結婚したそう。もし彼女が既婚で撮っていたなら、もう少し肩の力が抜けて違う展開になったかもしれませんね。
印象的だったのは、ノラのお母さんの「今の若者たちは選択肢が多い分、混乱していて気の毒」というセリフでした。
選ぶ道を間違えると全く違う人生を歩むことになるかもしれない、そう思うとためらってしまうのは私にもよく分かります。きっと運や幸せって向こうからやってくるんじゃなくて自分から捉まえるものだということ、仮に幸せをつかめなかったとしても後悔はしないんじゃないかしら。
ちなみに「ブーリン家の・・・」を観た後の友人は感動して興奮していましたが、「ブロークン・・・」は途中で爆睡していました・・・。