今日は「映画の日」だそうですね。
今年も素晴らしい映画に出合えたことを感謝しなくてはいけません。
その中の一つ、「アラン・デュカス 宮廷の料理人」は想像をはるかに超えて見応えがありました。
ベルサイユ宮殿内に彼のレストランをオープンさせるまでのドキュメンタリーフィルムだと思っていたら、
最高の食材、料理のヒントを求めて世界各国を飛び回って、彼の料理人としての在り方、料理に対する取り組み方が透けて見えます。
また、フィリピンでは料理学校を創設し、ストリートチルドレンたちが奨学金を受けて料理を勉強することができる。
彼の輝かしい功績をかいつまんでしか知らなかっただけに、改めて彼の偉大さを実感しました。
アラン・デュカス氏 と言えば、先日亡くなられた「故ジュエル・ロブション氏」に並ぶ、当代記ってのスターシェフ。
映画のタイトル通り、その時代に生きていれば、彼は宮廷の料理人になるべく人だったはず。
あくまでも自分で鍋を振り、現場に立つことにこだわり続けるシェフもいれば、積極的に自分のフィロソフィーを後継者に引き継いでいくシェフもいます。
彼は明らかに後者で、彼が認めたシェフが世界各地で腕をふるう。
アラン・デュカス 氏本人の料理を食べる機会は無くても、銀座の「ベージュ」に足を運べば彼の世界観が堪能できるのは素晴らしいことだと思う。
散々フランスに通いながら、実はベルサイユ宮殿は行ったことがありません。
だんなさんの定年後にでも、またいつかフランスに行く機会があったら、その時はベルサイユ宮殿に行きたい。そしてアラン・デュカス 氏のレストランでランチを食べる、そんな目的ができました。